エルドラ・ドック・メルロー(2000)
2004/04/16 自宅にて
京橋ワインの人気商品、エルドラ・ドック・メルロー(2000)が到着したので、2日休ませてから早速飲んでみました。
『口に含んだ瞬間のトロッとした触感に口の中で広がるカシスと完熟苺の果実味。樽の中で3年間熟成させてきたことが手にとるように分かる見事に落ち着き払った熟成味。酸辛渋苦のどの部分も見事にまろやかに完熟を遂げた素晴らしい味わい・・・。』
との謳い文句ですが・・・うーん・・・(笑)
コルクは短く品質中庸。
香りは開栓直後はあまり立ちませんが、徐々に花開いてくる感じです。
やや熟成感の出始めた比較的濃い色調は期待感大。
味わいは、色に違わない、黒系の果実味を備えた重厚なもの。
フレッシュさはあまり感じられませんが、熟成を感じさせる、ちょっと水っぽい乳臭さが素敵。(^^)
これで樽香が強くついていれば、結構な高級ワインを喰っちゃいそうですね。
フィニッシュの最後の方でフッと現れるイチゴの香りが面白いです。
HP:8
まろやかな高品質のメルローであることは確かです。
価格を考えると非常にオトク!
若干アルコール刺激を感じさせる味なこと、ちょっと「水っぽい」感じがすること、フィニッシュが薄っぺらいことを除けば・・・文句のないワインですね。
コストパフォーマンスは非常に高いと申せましょう。 |
【HP:8+】モンテス・アルファ・シラー(2002)
【HP:9+】シャトー・ラ・ラギューン(1999)
【HP:9】シャトー・ムートン・ロッチルド(2001)
2004/04/17 自宅にて
義弟家族と一緒に餃子大会。
その後、少林サッカー、曙、あやや、CDTV等々と節操無くTVを見ながらのワイン会となりました。(^^)
【1本目】
【HP:8+】モンテス・アルファ・シラー(2002)
フレッシュで果実味の豊かな元気なシラーです。
モンテス社の真骨頂であるフィネスを感じさせる丁寧な仕上げと樽使いはここにも健在。
上品な甘み、上手く丸められたタンニンは秀逸。
強いて言えば酸がやや弱いか。
【2本目】
【HP:9+】シャトー・ラ・ラギューン(1999)
チリのシラーの次はお約束の美味しいボルドーをと言うことで、としのすけ秘蔵のシャトー・ラ・ラギューン(1999)を選択。
しなやかなボディーは、一層の熟成の魅力を増し、感動的な味わいに昇華してきています。
ほとんどマルゴーテイスト。
1999年は絶対悪くない年だと思います。
【3本目】
【HP:9】シャトー・ムートン・ロッチルド(2001)
この辺りでほとんど酔っぱらい状態なのですが・・・(^^;)
かねてより開けたくて仕方がなかったムートンの最新ビンテージ(2001)を開栓。
意外な程に落ち着いていて香りのたちも良好。
こりゃもう十分に飲めます、ハイ。
妖艶な熟成香こそ無いものの、ラフィットのようないかにも優等生くさい計算された美味しさではない、「豊かに実った良い葡萄から自然に美味しいワインが出来たよ!はいどうぞ!」みたいなナチュラルで暖かみのある味です。
2001年、もう開けて良いものかどうかお悩みの皆さま、としのすけ的には「もうOKよ」でございます。
(あくまでもご参考)(^^;)
あ~、美味しく酔っぱらいました。
神様、ご先祖さま、ありがとうございます。 |
「今年の母の日には、ワインを贈ろうかな・・・」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで、母の日にちなんだワインをリストしてみました。
(母へのプレゼントなんだから、ケチ臭い事は出来ない・・・と珍しく「価格の高い順」のリストです)(^^;)
皆さまの「母の日プレゼント」選びの参考になれば幸いです。
ちなみに、としのすけ的には、ヴーヴクリコ・ブリュット・ロゼ・ローズラベルを本命と考えております。(^^)
さくら色のエチケット・箱がカワイイ!
楽天にも母の日の特設コーナーが出来ていますね。
送料無料のワインも色々あるようですよ。 |
ヴェガ・シンドア・テンプラニーニョ・メルロー(2002)
2004/04/20 自宅にて
『この大きなフルーツ爆弾はブラック・チェリーやチョコレートの香りと味わい、素晴らしく熟しており、甘美で享楽的な個性を持っている。グッド・ニュースはアメリカには1000ケース輸入されたという。頭がクラクラするほどのお買い得品である。』との「激誉め?」のモノです。
確かに濃く凝縮された果実味は圧巻。
しかし、バランスはと言うとちょっと?かも。(^^;)
コルクはあまり上等とは言えません。
澱がコルク側についていて、開栓時に困りました。
どんな保存してたの?(逆立ち?)
開栓直後は、としのすけのあまり好まない「乾いたコンクリートに水を打った時の香り」がします。
しかし、その香りをやり過ごすと、かなかな強靱な凝縮した果実味が発現。
ネットリ感すらある、完熟したイチゴのニュアンスで、やや酸味が優位です。
樽香は強くありませんが、タンニンが上手く丸まっており、適正な熟成を経ている感じ。
HP:7+
フルーツ爆弾は大袈裟にしても、凝縮感のある濃厚な果実味の味わえるワインで、いかのもRP先生が好きそうです。(^^;)
スペインということで、所謂フィネスは楽しめませんが、元気で享楽的なワインと申せましょう。
【追記】
このワイン(ボデガス・ネケアス)のエノロジストは女性(コンチャ・ペリノ女史)だそうです。
セパージュは、
テンプラニーリョ 70%
メルロー 30%
このワイン、開栓直後・当日より、翌日、翌々日の方が美味しくいただけますね。 |
ディ・マーヨ・ノランテ・ラミテッロ・ロッソ(2000)
2004/04/24 自宅にて
今日のワインは、楽天でも大人気の「中田」ワイン、ディ・マーヨ・ノランテ・ラミテッロ・ロッソ(2000)です。
以前から興味津々で、機会があったら是非飲んでみたいと思っていたもの。
ワクワクしながら開栓しました。(^^)
まず、コルクは上質ですがごく短いものです。
ボトルの上げ底の度合いも中庸なので、恐らく長期の熟成は意図していない創りなのでしょう。
しかし、少しスリムで重量感のあるボトルからは、創り手の意気込みのようなものを感じます。
開栓直後はさほど香りは強くありませんが、ハッキリした樽香、香ばしいカカオ、干しぶどう、湿った土のニュアンスが感じられます。
そして、時間が経つにつれて、ドライな黒系のフルーツのニュアンスが強くなってくる感じ。
色は、十分に濃い赤レンガ色で、ボディーはミディアム~フルといったところ。
アルコールのアタックは全くと言っていいほど感じず、タンニンも強靱な割には上手く丸めこまれており非常に滑らかです。
フィニッシュも心地よく時折甘さを感じさせる収斂感が長く口中に留まります。
うーん、流石。
確かに「激賞されるだけのことはあるな」といった印象。
HP:8
2000年にしては、熟成味のあるワインです。
ドライ過ぎるくらいに干しぶどうやドライフルーツのニュアンスが強く、「枯れ」感が強い割には、強靱なのにまろやかなタンニンと時折フッと現れる甘みが若々しい不思議な味。
ただ・・・としのすけ的には、もうほんのひと味足りないんあよなぁ・・・
新鮮な果実味(酸味とあともう少しの甘さ)?
そう、これ、ちょっと塩っ辛い?
ちょうど、としのすけのワインの裏技の「ニガリ」を添加し過ぎた時の感じに似ているかも?(^^;)
セパージュは、
プルニョーロ70%、アリアーニコ30%
とのことです。
『完熟ベリーの雰囲気をもったライプフルーツの素晴らしい香り、絹のような美しいタンニンを持ったフルボディの果実味はデリシャスな長い余韻を持つ。これは美だ!。もう少し月日が経ってから飲めばもっと美味しいんだが、誰が待てるもんか!?』
とはRP先生の評(?)ですが、確かに「もう少し月日が経ったらどうなるんだろう?」と思わせるワインです。
逆にとしのすけは、「もう少し早く(若いうちに)飲んだらどんな味だったろう?」とも思いますけどね。(^^;)
【プルニョーロ】
サンジョベーゼのクーロンらしいです。
【アリアーニコ】
イタリア南部のワインにつかわれる土着品種らしいです。
ギリシャから伝えられたという説も。 |
サンタヘレナ
セレクション カベルネソーヴィニヨン(2001)
2004/04/26 自宅にて
今日のワインはお馴染みの「サンタヘレナ
セレクション
カベルネソーヴィニヨン(2001)」です。
いつもながらの変わらぬ美味しさ。
幸せです。(^^)
HP:8+
コメントは、
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2004-02-24/
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2003-11-04/
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2003-10-02/
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2003-09-18/
をご参照ください。
それにしても、よく飲んでますな。
だって、デイリーとしては、最高ですから。(^^;) |
マテウス・ロゼ
2004/04/28 実家にて
超絶に懐かしい!マテウス・ロゼを飲みました。(^^)
ポルトガルを代表するワインと言っても過言ではないマテウス・ロゼ、創っているのはソグラベ社という会社でした。
(知らなかった!)
フランケンのワインのような扁平な丸形の昔ながらのボトルですが、エチケットが替わっている!
発売60周年を記念し、ボトルデザインを一新したとのことです。
キャップがスクリューキャップ!
良いんだか悪いんだか・・・(^^;)
お味は、定評のある微発泡タイプの爽やかでほのかに甘い飲みやすいもの。
本当にどんな料理にも合いそうな絶妙さです。
安心のHP:8
としのすけ、学生時代の勝負デートでは、バカの一つ覚えのようにこのワインを飲んだものです。(^^;)
だって、
・綺麗(シャンパンみたいに発泡するしロゼカラーが素敵)
・美味い(爽やかでほのかに甘い)
・お手頃価格(当時から、学生でも手が出せる値段でした)
と3拍子揃ってるんだもの。(^^;)
ポルトガル北部にある名城「マテウス城」が発祥の地であることから、この名が付いたのですが、今日ではバイラーダ地方やドウロ、ダン地方の葡萄(バーガ、トゥリガ・ナショナル、ティンタ・ロリスなど)も使用されているとのことです。 |
ヴェラッツァーノ・ロッソ・ミニタスカン(2000)
2004/04/30 自宅にて
ドンピシャのワインは検索に引っかかってきませんが、以前購入したエノテカのセットに入っていたトスカーナです。
キャンティの銘醸、ヴェラッツァーノの作。
キャンティ・クラシッコとの表記が無く、ミニ・タスカンとかトスカーナとか書かれているので、所謂キャンティーではなく、ヴィ-ノ・ダ・ターボラなのでしょう。
スーパー・タスカンを名乗るのがおこがましいから、ミニ・タスカン?(笑)
ボトルの色が薬の瓶のような茶色のところが面白いです。
黒地に赤い文字で書かれたエチケットもお洒落。
しっかり、ヴェラッツァーノ御大のお顔も。(^^;)
コルクはごく短いもので、上げ底も弱く、早期の消費を意図したワインです。
香りはなかなか素晴らしく、赤い果実の果実香に混じって、ちゃんとした樽・チョコレート系の香りがしているところがニクイ!
色は薄目の透明感のあるルビー色です。
キレの良い酸味を中心とした、キャンティーに近い味わいですが、カベルネ/メルロー風の重厚な味わいも時々顔をのぞかせます。
そこそこのタンニンもあり、よく考えられたワインですね。
セパージュが知りたいところです。
HP:7+
ミディアム~ライトなバランスの良いワインですので、イタ飯はもちろんのこと、ちょっとした魚貝料理にも合わせられそうです。
としのすけ的には、ちょっと薄いかなぁ・・・ということでHP:7+ですが、なかなか高貴な味わいだと思います。(^^;)
【追記】
ロッソ・ディ・ヴェラッツァーノ(2000)年の使用ブドウ品種がわかりました。
■サンジョベーゼ・グロッソ
最高品質のサンジョベーゼ。モンタルチーノではブルネッロ、モンテプルチアーノではブルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれる。
■カナイオーロ
イタリア土着種。サンジョベーゼの補助としてモンテプルチアーノやキャンティに用いられる。
■トレッビアーノ・トスカーノ
オルヴィエート、キャンティ、ソァーヴェに用いられる白ブドウ?
■マルヴァジーア・デル・キャンティ
モンテプルチアーノやキャンティの味わいを和らげる為に用いられる補助種。白ブドウ?
の4種類とのことです。
調べてくださったエノテカの久保田さん、ありがとうございました。
m(_ _)m
セパージュは、同じくエノテカの久保田さんが調べてくださっています。
しかし・・・この構成なら「キャンティー」を名乗っても良いように思うのですが・・・???
イタリアのワインに詳しい方、どなたかコメントくださいませ。(^^;)
【追記】
エノテカの久保田さんから追加情報が入りました。
実はこのロッソ・ディ・ヴェラツァーノの使用ブドウ品種は、キャンティやキャンティ・クラシコと同じで、ブレンド比率や生産地など何か条件にあてはまらいために「キャンティ」を名乗ってないらしいとのことです。
それから、キャンティーは、法律で
サンジョベーゼ(黒ブドウ)
カナイオーロ(黒ブドウ)
トレッビアーノ(白ブドウ)
マルヴァジーア(白ブドウ)
の4種のブドウが法に規定された割合で入っていなければならないのだそうです。
ただし、黒ブドウのみのキャンティ・クラシコが法改正によって認められたので、白ブドウは絶対必要ではなくなったとのこと。 |